Brew anyone?

英国生活と英語修行とアートの備忘録

UK配偶者ビザ延長申請2016その5:申請方法と以前受けたアドバイス

イギリスの移民局Home Officeの悪名は高く、過去にIndefinite leave to Remain(20年間の居住権)を申請したとある日本人の話ではパスポートを含む書類&ビザが発行されたのは申請後半年だったとか。

そう思えば、GOV.UKホームページに書かれている「ビザ発行までの期間は約8週間」と言うのはかなり改善されたと思うべきなのでしょうか。

 

申請書、パスポート、書類をタブ付けしたファイルにまとめ、大きな封筒にいれてGuaranteed & Signed (追跡と書留)で郵送で送りました。

翌日午前中にはHome Officeに到着。2日後にはしっかりと銀行口座からApplication Feeの£811が引き落とされていました。

 

8週間もパスポート・ビザなしでは困る、という方には書類不備などの問題がなければ1時間ほどで申請が終わる「Premium Service」があります。
私も前回2年半前の申請では£500を払って、Croydonにある移民局Home Officeまで行きました。
オンラインで予約を取り、時間通りにHome Officeに行くとカフェ付の待合室で番号札を持たされて呼び出されるのを待ちます。
書類提出と生体認証の為の写真撮影や指紋採取をすませれば、1時間後にはBiometric Residencial Permit(ビザ)の発行とパスポートと書類が返還されました。

私の場合は特に書類の不備もなかったのですが、他の人の話によると銀行口座明細が一部抜けていたのを指摘され、すぐ地元の銀行へ行き再発行を受けてそれで事無きを得たそうなので、何かあってもその場でアドバイスを受けられるという利点もあるそうす。

もちろん、お金さえあれば私だって「Premium Service」を受けたいさ。
前回、Home Office待合室で見かけたのはスーツを着たいかにも事務的な代理人たち。外国人配偶者である申請者は生体認証の写真撮影と指紋採取さえ終わればさっさと帰り、後は代理人が手続きを代行しているようでした。


このビザ申請を代行する移民専門の弁護士事務所もたくさんあります。
私も前回初めてだったこともあり、申請書類の最終チェックを弁護士さんにお願いしました。特に問題なかったので相談時間ミニマムの30分で£144払いました。
この時にアドバイスされたのが「Home Officeから提出を要求されていない余計なものは一切出さない」こと。

例えば:
>偽造結婚でないことを証明するため結婚式や家族の写真を加えようとしていたら「結婚していることは公式の婚姻証明書があるから(写真は)不要」
>申請者である私の銀行明細も過去6か月間分提出しようとしたが「英国人パートナーの収入がFinancial Requirementの対象となるので申請者(外国人配偶者)の分は不要」。私の現住所を証明するための郵便物として銀行明細書を1部提出したに留まる。

つい、「念のため」「保険として」と多めに書類を用意したくなりますが、それは返ってHome Officeが偽装結婚の疑いを高める結果になるそうです。

 

UK配偶者ビザ延長申請2016その4:Immigration Health Surcharge

ただでさえ高い申請料に加え、今年から移民ビザ申請者は別途、健康保険料を納めなければいけなくなりました。

年間£200、私が申請する配偶者ビザは有効期限が2年半なので〆て£500です。

この健康保険料、Immigration Health Surcharge(IHS)は申請前にオンラインにて支払いを済ませ、9桁のリファレンス番号を申請書に記入することにより支払いを証明します。

Eメールアドレス、パスポート、支払いカード(デビットカードかクレジットカードでの支払いのみ可)を手元に用意してGOV.UKのImmigration Healthe Surchargeのホームページから登録&支払いをすべてオンライン行います。

支払いが完了すると9桁のIHS refference番号が発行され、それを申請書の10ページsection1の1.11に記載します。

 

すべての人に無料医療を施してきたイギリスですが、すでに外国人には無料ではありません。このお金で少しはマシになってくれ、NHSよ、、、と祈る気持ちでお支払いします。

UK配偶者ビザ延長申請2016その3:提出書類

イギリス政府ウェブサイトGOV.UKによると、配偶者ビザ申請の際に、申請書と共に提出しなければならない書類は;

  • a current passport or other valid travel documents (現在使用中のパスポート)
  • previous passports (以前のパスポート)
  • 2 passport size colour photographs  (カラーの証明写真2枚)
  • proof of your partner or family member’s British citizenship or immigration status, including a permanent residence card if they’re settled in the UK under EU law (パートナーの英国市民であることの証明)
  • proof of your relationship with your partner or family member (パートナーとの関係の証明)
  • any other documents that prove you meet the eligibility requirements    (その他要件を満たす証明)

とあるのですが最後の「その他要件を満たす証明」と言うのが曲者。
>Financial Requirement (経済力)
>English Language Requirement (英語力)
>Relationship (スポンサーとの関係)

 これらを証明する書類を提出しなければなりません。

 

 

Section13(P.60)の提出書類のチェック項目に沿って解説。

1) 写真(Section13には言及されてないが、Section1に関連)
>申請者のUKパスポートサイズの証明写真2枚
>英国人パートナー(スポンサー)のUKパスポートサイズの証明写真1枚
それぞれの写真の裏に名前を書いて、小さな封筒に入れ封したものをSection1の右上ページにクリップまたはホッチキス留めする。

 

2) パスポート&ID
>申請者の現在のパスポート
>過去に英国に滞在していた時の申請者のパスポート
>Biometric Residencial Permit(生体認証滞在許可書)

 

3) 経済力 (Your Finance)
私の場合は配偶者のサラリーマン給与(CategoryA)が対象。
Category Aはイギリス在住で6か月以上同じ事業者から給与を得ている場合。
>申請日から過去6か月の銀行口座明細
 ・オンライン口座から印刷したものは不可。銀行から発行されたオリジナルのみ可
 ・ビザ有効期限月の前月まで給与が振り込まれていることが証明できるもの
>過去6か月の給料明細  (Payslip)
>雇い主からの手紙ー下記の要件が記載、証明されているもの。
 ・年収
 ・雇用期間
 ・申請に必要な額を雇用主が払っている期間
 ・雇用形態(permanent か fixed term contract)
>P60 (課税年度内に支払われた所得総額と納税額が記載された書類)
 特に必要との記載はないが、念のため。

 

4)英語力
65歳以上であるか、または英語が第一言語である国の出身者以外は英語力証明が必要。
私の場合は英国大学の学士卒業資格を英語力の証明として提出。
>大学名、学部、タイトル(学士、修士)、卒業年が明記された卒業証書または大学発行の卒業証明書。
or
>IELTS SELT ConsortiumかTrinity College Londonの英語力テストの結果

 

5) パートナーの国籍
>英国人パートナーのパスポートのフルコピー(公証人等による証明は不要)
>パスポートが無い場合は出生証明書

 

6) 関係性 (現在もパートナーとして関係が妥当なものであるかどうか)
>申請者とパートナーが同居している住所宛の2名連名の6通の郵便通信物
・銀行、税務署、NHS,光熱水道会社、電話会社など3つ以上の異なる公機関からの通信物
・連名(jointed)でない場合、同住所の申請者宛の郵便物とパートナー宛の郵便物を2通1組とする。
・過去2年前までに発行されたもの

 

7) 婚姻証明
>Civil Marriage Certificate
私の場合はイギリスにて婚姻届けを提出したのでイギリスの婚姻証明書の原本を提出

 

以上
その4、Immigration Healthe Surchargeにつづく。

UK配偶者ビザ延長申請2016その2:申請書概要

配偶者ビザ延長申請にまず必要なのは申請書。
GOV.UKのホームページからFLR(M)の申請書&ガイダンスをダウンロードします。基本的にはここに申請についての説明が書かれており、これに沿って申請書類を揃えることになります。

https://www.gov.uk/government/publications/application-to-extend-stay-in-the-uk-as-a-partner-form-flrm

 

全部で15セクションあり、その内容は以下の通り;

*Payment Guidance (申請料支払い方法)

01. Applicants details (申請者情報)
02. Under which category are you applying for leave?(申請カテゴリーの明記)
03. Your sponsor's details(スポンサー情報)
04. Dependent children (扶養する子ども)
05. Immigration history (移住歴)
06. Your relationship to your sponsor (スポンサーとの関係)
07. Financial requirement (経済要件)
08. English Language Requirement (英語力要件)
09. Biometric residence permit (生体認証)
10. Personal history (個人歴(犯罪歴など))
11. Photographs (写真)
12. Passport, Travel Document or National ID (パスポート、ID)
13. Documents (提出書類)
14. Consent for the Home Office to request verification checks (移民局が調査をするための同意)
15. Declarations (宣誓)

* Final check list (最終チェック)

 

全76ページ。

これらすべてに黒ペンで大文字で記入とのこと。

あと、最新の申請書を使わないといけないので何か月も前から準備していて申請日直前になってバージョンが変わっていた!なんてことにならないように注意です。

 

Home Officeのチェックポイントは:

>申請料の支払い
>経済要件を満たしているか
>英国人スポンサー(パートナー)との関係
>英語力
>犯罪歴

これらを証明する書類を添付しなくてはなりません。

提出書類編へ続きます。

 

 

UK配偶者ビザ延長申請2016その1:申請申し込み時期について

フィアンセビザでイギリスに入国したのが2013年年末。
2年半有効の配偶者ビザを入手したのが2014年4月。

この10月に1回目の配偶者ビザの有効期限が切れるので2回目の配偶者ビザ(延長extention)申請となります。
今回の申請によりビザが発行されると2年半の間、イギリスにイギリス人の配偶者として滞在&就労できます。

このビザが切れる2年半後(配偶者として5年間滞在後)には、とうとう「永住権:Indifinate Leave to Remain」を申請できる権利が発生します。(5-Year-Route)

 

私が今回申請するのはこれ
FLR(M):Further Leave to Remain (Marriage)
英国人のパートナーとして英国滞在延長の申請
version 04/2016


申請方法は約8週間掛かる「郵送」、または移民局に予約を取り直接出向いて1日でできる「プレミアムサービス」があります。

いつ申請するか、ですがGOV.UKには「ビザの有効期限が切れる前」と漠然としか書かれていません。

プレミアムサービスを利用する場合は実際の申請は有効期限の28日前からですが、42日前からオンラインにて申請の予約を入れられるとのこと。
結構予約が先まで埋まっているそうで、その予約を取るのは早めにしないと「有効期限日までに予約が取れない!」という事態になるそうです。

 前回のビザ申請の際にはこの当日ビザ発行サービスを利用しました。プレミアムサービスと言うだけあって、致せり尽くせり。小一時間で書類提出、確認、生体認証登録すべてが完了し、パスポートも返還してもらえました。

こんな素晴らしいサービス、もちろん有料です。申請費用とは別に£500が必要です。

 

今回は郵送にて申請することにいたしました。8週間、移民局に大切なパスポートを預けたままとなりますが、イギリス国内にいるだけなら問題ないかな。

郵送の場合はいつから申請できるのかと言うと、イギリス人配偶者のサラリーマン給与をFinancial Requirementを満たす条件として申請する私の場合、現ビザの有効期限の前月の給与明細が必要なので、有効期限前月の給料日以降となります。

 

 9月の給与明細(Payslip)が出たら、すぐ提出できるように準備中です。

つづく

 

日曜日は12時開店です

ロンドンの日曜日。
市内は夏休み中と言うこともあり、観光客であふれています。


しかし、日曜日は休息日というキリスト教慣例から「Sunday Trading Laws (Act)」(日曜営業法?)によって、デパートや小売店の日曜日の営業時間は一日6時間との規制があり、お昼12時からの開店がほとんどです。

 

これはPiccadilly CircusのWhole Foodsの店内のお知らせ。

f:id:mshamadera:20150823115319j:plain

店内のスナック等テイクアウトのコーナーは12時前から営業しており、この小売のコーナーは12時以降から利用できるとのこと。

 

この日曜営業法も経済活性化を目的に緩和しようという法案が出ており、来年には営業時間が長くなるそうです。
日本と比べると24時間営業の店も格段に少ないし、クリスマス・イースターにはどこも店が閉まっていまうイギリス。けど、そういうものだと思えば、無駄に電気代や人件費を使ってお店を開けてるバカバカしさもないし、今はネットで買い物もできるのでそんなに不便とも思わなかったのですが。観光客には朗報ですね。
とうとうイギリスも儲けのチャンスを逃していることに業を煮やしたんでしょうか。

またイギリスの風景が変わりそうです。

Dishoom @Covent Garden, インディアン・レストラン

Dishoomはロンドンに3つも店を持つインド料理レストラン。庶民的であることを謳っていますが、いかにもオシャレ路線を狙っている店構え。
私達が行ったのはコベントガーデン店。予約は6人以上からしか受付ていないため、4名の私達は外で30分程待つことに。待っている間にも列の管理をする調子のいいお兄さんとレモネードをサービスしてくれるお姉さんが現れます。

やっと店内に入れたと思ったら、地下のバーに案内されドリンク片手に席に案内されるまで待つこと15分ほど。人気店らしい賑やかな活気が伝わってきます。

テーブルに着いてオーダーしたのはチキンカレーとベジタブルカレー。これらをライスとナンで頂きました。なんだかよく分からないけど色んなスパイスが効いていてウマ辛い。ライスもラム肉が入った焼き飯のようなもので美味しい。

食事は申し分ないんだけど、、、とにかくウルサくて落ち着かない。賑やかと言えばいいんでしょうが。地下の大人数用の席は個室っぽく壁で囲まれていたので、こちらであればもう少し落ち着けたかも。日本の混雑時の居酒屋みたいに2時間制限とかなく、一度席につけば外で何十人と並んでいようと何時間でも居座れるみたいだけど、私達はデザートを頼むことなく店を後にすることに。

おすすめではありますが、私が今度行くとしたら繁忙時期をずらして、別の支店にいくかな。

あと、後日談ですが、、、いつも辛いものにチャレンジしたい気満々な私ですが、やはり体質的に辛いものに慣れていないので次の日には「なんかお腹気持ち悪い、、、」と太田胃散のお世話になりました。インド料理では「mild」なものしか注文しちゃダメ!と前にも言われてたのに、調子に乗ってしまったようです。

Dishoom / Bombai Cafe      http://www.dishoom.com/