Brew anyone?

英国生活と英語修行とアートの備忘録

ロンドンのジャパニーズレストラン

ここでは「日本食・和食レストラン」ではなく、「ジャパニーズレストラン」と言わせて頂きます。

まずいまずいと言われるイギリス料理ですが、ロンドンでは世界中の料理が楽しめレストランも星の数ほどあります。寿司やラーメンをはじめとする日本食も、既にブームを超えて普通に味わう料理となっています。

しかし!日本で生まれ育った日本人の感覚で言うところの「日本食」と、国際化したフュージョン料理としての「ジャパニーズフード」とは別物だと私は言いたい!

 

先日、夫の20代の従兄弟がロンドンにやって来ました。
私が日本人だからか気を使って「今晩は日本食を食べよう」と彼が調べてくれたジャパニーズレストランがこちら。

DOZO at Soho, Old Compton Rd.

 平日の夜にもかかわらず、外で待つこと20分程(大人気!)、客層は若いイギリス人や東洋人でにぎわっております。掘りごたつ式テーブル(靴履いたまま)に案内されます。

若い従兄弟が頼むのは「Volcano roll」や「Spider roll」と言ったチーズや脂身たっぷりの巻きずし、ごっつい衣のついた天ぷらにカツカレー、それをコーラで流し込む、、、

「寿司とカレーを一緒に食うな!!!」

と喉元まで出て飲み込みました。それを見ただけでなんだか食欲無くなっちゃった。通ぶってやたらワサビとガリを欲しがるし。
でも、これが外国で人気の「ジャパニーズ」なんだとカルチャーショックを受けながらも何か学んだ気がします。

思えば、日本のラーメン・餃子(中華料理)、ナポリタン(イタリアン)、カレー(インディアン)等々、すべて日本人の舌に合わせて進化?を遂げた外国料理ですもの。その逆があってもいいじゃない?!

 

「和食」ではなく「ジャパニーズフード」を友達とワイワイ召し上がるにはおススメです。
「話題作り、ネタ・経験としてはOK!でも和食を知る日本人としては自腹切ってまで食べたくない」レベルでした。旅行者としては一度こういう海外でしか食べられない日本食を試すのも乙かと。