Brew anyone?

英国生活と英語修行とアートの備忘録

サマー・エキシビション @ Royal Academy of Arts 2022 

今年もやってきました、毎年恒例の英国王立芸術院ことRoyal Academy of Artsのサマー・エキシビジョンが6月末から始まっています。

 

今年のコーディネーターはAlison Wilding、そしてテーマは「Climate(気候)」とのことで自然や緑、空と言ったモチーフの作品が多くみられます。

一面、レモンイエローに塗られた部屋の明るさと解放感が、このコロナからの解放感とも相まって気持ちいい。

サマーエキシビションのポスターにも使われている作品もビーズで作られたレモンであることからも、今年はキラキラと明るく爽やかなイメージです。

 

現代の芸術表現の定番なのか、いかにもフォトショップした写真作品も多くみられました。

ほとんどの作品は購入可能なので、購入予約が入った作品にはオレンジの丸いシールが貼られ、写真やプリントなど複数コピーがあるものには10個以上のシールが貼られている(販売済み)ものも結構あります。

作品名や作者、値段は表示されておらず、以前は入り口でカタログ(£3.50:約600円) を購入していましたが、今はサマーエキシビションのウェブサイトから作品一覧をダウンロードできるようになっています。

 

私が密かに楽しみにしているのは新しいアートに触れるだけでなく、このエキシビションを訪れている観客たち。アート好きのマダムたちのファッションを眺めたり、何やら一生懸命にアート談義しているおじさまに耳を傾けたり、何がいいのかさっぱりわからにけどやたら写真を撮りまくっている一見美学生風の若者を遠目で見たり。

 

実はちょっとマンネリ化してきたな感が否めない展覧会ですが、250年以上毎年続いている恒例のイベントとして参加してきました。

 

www.royalacademy.org.uk