Brew anyone?

英国生活と英語修行とアートの備忘録

NHS体験、私じゃないけど。前編

サイクリングが趣味の夫はついにチャリンコを漕ぎすぎて腰の辺り、足の付け根に痛みを感じ2年半ほど前からNHSに相談していました。
NHS,National Health Service,イギリスが誇る?無料国民医療サービスです。


検査&診察を何回も受けるもなんとも的外れな診察結果が繰り返され、今から見れば意味のないphysio therapy(理学療法・リハビリ運動)なんかもさせられていました。

今年に入ってやっと痛みの原因を突き止め、これは外科手術が必要と分かったものの、ここは悪名高きNHS,手術の順番が来るまで気の遠くなるほど待つことに。
「手術待ちリスト」に名前が載っているだけで、緊急手術が必要な人が優先されるため痛みがあっても普段の生活に支障がない人はどんどん後回し。
これに業を煮やした夫はNHSのサービスセンター?なるところに手紙&E-mailでがんがん文句を申し立てたところ、「手術のキャンセル待ちリスト」に載せてもらうことになりました。いつ手術を受けてもいいように検査もあらかじめ済ませ、会社にも急な病気休暇が発生することを承諾してもらいました。

とにかくプッシュプッシュ!文句言ったもん勝ちってカルチャーですから、ここは。

それから2,3週間後でしょうか、「2日後に手術受けに来られる?」との連絡があり、もちろん!と即答で手術を受けることに。日帰り手術だけど全身麻酔をするのでその晩は泊まりになる可能性もあるため着替えを持ってくること、当日は朝7時に受付に来ること等の連絡事項を電話で受けただけで2日後の手術が決定しました。

NHS,無料なのはいいけど(外国人は有料、ビザ申請時にNHS利用料として年間£200払います)手術にしても普通のGP(地元のかかりつけ医)の予約を取るだけでも時間が掛かりすぎて、診察・手術を受ける前に治っちゃうか死んじゃうかだよ、、、