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英国生活と英語修行とアートの備忘録

RA Summer Exhibition 2017

ロンドンアートシーンでは毎夏恒例のRoyal Academy of Arts主催の公募制展覧会、Summer Exhibition。毎年ダイレクターが変わるのでその雰囲気もダイレクターによって変わるので注目されます。

ピカデリーにある王立美術学校Royal Academy of Arts, 略してRA。Friends(会費を払った会員)である友人が一般公開前のFriendsのみ招待のプレビューに連れて行ってくれました。
最近のロンドンの展覧会、入場料が結構いい値段するので実は去年行けてなかった分、お誘いを受けて二つ返事で行くことにしました。

展示室の入り口を入るとドーム型吹き抜けの展示室から始まります。左手にはバーが設置されていてシャンパン片手に鑑賞するお客さんもちらほら。展示室によって大型油絵、プリント、建築などなんとなくテーマ別に展示されています。
Summer Exhibitionのだいご味は出展されている何百という作品のほとんどが売りにでているところ。作品の脇に赤い小さな丸シールが貼られているのはもうすでに買い手が決まっているとの印。プリントなど何枚も作品がある物にはずらりと赤丸シールがついているものもありました。

現代の作家たちの作品ばかりですがさすが王立美術学校セレクト、なかなか正統派、分かりやすい作品が多く安心感があります。しかし友人曰く「(毎年)同じ作家の作品ばかりが選ばれている傾向にあって、どこかで見たような作品ばかり。最近はつまらなくなった」とのこと。これは私も同様に思いました。特にRA会員アーチストの作品ばかりが目につき、本来の公募展ならでは新鮮さや驚きに欠けていたと思います。

それでもやっぱりRA。毎年これを楽しみにしているアートファンがいるのも否めません。実は私もその一人。8月20日まで開催。

 

RA Summer Exhibition 2017

https://www.royalacademy.org.uk/exhibition/summer-exhibition-2017


2017年6月13日から8月20日まで。
チケット£15.50(寄付無しチケットは£14)